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オリジナル&注文家具の製作工房 「Heart Craft」の木工日記
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プロフィール
HN:
加藤晴子
性別:
女性
職業:
木工作家
自己紹介:
あったらいいな、の家具や遊具をめざしてコツコツと家具作りに勤しむ毎日です。
木工と趣味が合わさって
太鼓台ドットコム(太鼓台とバチの通販ショップ)を
開店いたしました。太鼓台とバチ好評発売中!

自己紹介はこちら →http://www.maroon.dti.ne.jp/hr-craft/
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ウォールナットという木は、ホントに丈夫です。
カチン、ピタンと加工ができます。
そして、くずれない。


これは、幕板パーツと脚のはめ合いです。



ピタンと入る。

ジョージ・ナカシマのコノイドチェア
脚と座板の接合部分もやはり加工精度がもっとも重要。
体重がもっともかかるはめ合い部分も大丈夫。
ホント、木っておもしろいです。

今回のテーブルも蟻桟と脚、そして幕板の部分を
うまいことはめ合っていけば、
貫などのパーツが不要になり、人の脚が自由に動かせるかと。



そして3つの部材が、お互い協力して
かかる力を分散してくれるはず。

たぶん・・・。

あとは、成形して仕上げ突入です。

ドキドキですわ。


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きわどい加工を連発して、積み重ねて
そして、なにげない家具となる・・・。

このデザインが、いいか悪いかは棚にあげといて
やはりディティールが肝心です。と思います。

天板に蟻桟の溝を正確に削り、


蟻ほぞをテーパーに削って、


それを、天板に互い違いにギュぎゅっと差し込み、


幕板と組み付けて





        <つづく>

 
なんでも、正確に作る、仕上げる、再制作するというのは、大変です。

角度のあるホゾの場合、ちょこっとの誤差が
耐久性とか、仕上がりに大きく影響します。

そこで、ある加工を正確にするために
治具を工夫します。
これさえ、うまくいけば、スムーズに終了します。

今回の制作物ですが、80度の角度のあるホゾがあります。





この加工のために

のように治具を作って目的の加工をします。

ぴたっと行けば、『勝ちました!』ということになります。

と、いうことで、めでたくパーツが整いました。




予想を遥かに超えた時間をかけてしまった『読書椅子』ですが、
やっと、完成しました。




今回は、超ラフスケッチから1/5の模型を作り、図面を描かずに
直で、製作しました。


本来なら、原寸模型も作りたかったけど、
行けそうだったので・・・。

私は、あのジョージ・ナカシマさんのコノイドチェア
かなり好きなのですが、あの座板と脚の納まりで、
幕板なしの椅子を作りたかったのであります。

また、ウェグナー氏のYチェアのまるっこい感じもほしい、
かつ、存在感もほしい、かつ、おしりと背もたれのあたりもぴったしの・・・
が、できないかと。

また、今回のテーマは、『夜、じっくりと読書する椅子』です。
読書するとは、ゆったりと腰かけたいけど、あまり背もたれと座板の角度を
大きくすると、眠くなるし、かといってダイニング椅子みたいだと
疲れるし・・・。

というわけで、なるべく低くして、座板の傾きは水平から4度にして
彫り込み、背もたれの角度もちょうどよいように設定しよう!と
いうことになりました。

で、とても時間がかかったわけであります。

考えた通りというか、偶然というか、座った感じはまずまずです。
気に入りました。

もっと、コンパクトにまとめたかったけど、
必要な寸法でした。

座板の座りはじめの高さは、360ミリ。かなり低いです。
けど、そんなに背中が倒されないので、
違和感はないような、気がしてます。

ちゃんと、撮影できましたら、
また、アップさせてもらいます。





読書椅子を制作中です。
この角度で、この高さだと読書しやすい、とか
集中できる、とかの椅子できないかな・・・と。

背中を支える部分(背束)は、丸棒にすることに。
他のパーツは全部、アメリカンウォールナットで、
その背束だけ、サクラにしました。

で、旋盤機があれば、いとも簡単なのですが、
ないので、丸棒も鉋削りです。

以前、ジョージ・ナカシマ氏の記念館に行った時に
あのコノイドチェアも背束パーツは、手削りしてます、とのこと。

で、私もそうしようっと。

まずは、角棒を作り、心を出して、


トリマーで、面取りしておき、


こんな、治具に装着して、クルクルまわしながら
鉋で削っていきます。


この出た部分をシュッ、シュッと軽快なリズムで
削っていきますと、


いつのまにか、丸く丸くなって


出来上がり!


和太鼓の桴もこれで、お好みの太さ、長さで削れます。
テーパーをつけたいときは、
前後の釘心の高さ(円の半径を変える)に変化をつければ
椅子の脚なども、見た感じより、早くできます。

でも、やっぱり旋盤の方が早い。

でも、鉋の感じも捨てがたい・・・です。



以前から作っているキッズチェアを
椅子展でだすことにしました。

今回は、ブナ、桜(ラウリー)、アメリカンウォールナットの3樹種。
ラウリーは、現在は取引されていないとかで、
希少な材です。 
削りやすくて、光沢も出て、経年変化もきれいで、大好きな材です。
白、赤、黒みたいにしたかったので、
この3樹種にしました。


基本加工をすませてスタート!

座面は、お尻型に削り出し。

まずは、だいたいの墨を入れて、


はじめは、ちょっと大きめの四方反り鉋で、コツコツと削ります。


そして、ミニ四方反り鉋で細かく削る。


これは、『カタツムリ君』。超ミニなので手が
痛くなるので、取手をつけると、多少楽です。


そうこうしているうちに、希望の彫り込みができてきました。

これは、サンダーで少々仕上げてます。

そして、さらにツルツルにしていきます。

実は、この作業、大好きです。
同じようにできると、けっこううれしい。
三つの椅子座面は、近いけど、
微妙に違うような・・・気もする。
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